カンフォトゾーンからアンカンフォタブルゾーンへ

大阪体操クラブ高槻体操クラブスポーツ学園 コラム

皆さま、カンフォトゾーンという言葉はご存じでしょうか?これは「居心地が良い場所」という意味です。

 

もちろん子どもたちにはリラックスした環境で伸び伸びと成長して欲しいと願ってやみませんが、一方でずっと居心地の良い場所や環境ばかりに身を置いていると成長が止まってしまいます。

欧米の親が若者によく言う言葉が「Get out of comfort zone」です。つまり「居心地の良い場所から脱出せよ」ということですね。

 

体操をしていても運動が苦手な子と得意な子がいます。日々の体操の練習はそれぞれの能力に応じて、「自分ができることよりも 少し難しいこと」に挑戦しています。これは良い意味で「居心地が悪い状態」ですよね。

 

もちろんチャレンジを楽しむ子どもはたくさんいますが、いずれにしてもこのチャレンジを一つずつクリアしていくことや継続することで子どもたちは「根拠のある自信」を強く抱くことができるようになります。

 

私たち指導者は運動能力の向上だけではなく、このチャレンジが成功するサポートや将来において必要な「自信」というものを育むことを考え、日々の練習や行事に取り組んでいます。

 

ご家庭でも、子どもが長く過ごしている環境を観察してみてください。何時間もゲームをしている子や同じ友達としか遊ばない子などおられることと思います。

ゲームが悪いなどという話ではまったくございませんが、すこし本記事の視点を持っていただくことで、少し違う環境を与える機会の参考にして頂けると幸いです。

 

参考文献「世界標準の子育て」 著:船津徹

おすすめ記事

スタッフブログ一覧へ