図書館のススメ

大阪体操クラブ高槻体操クラブスポーツ学園 コラム

インターネットや口コミを通じて「間違いのない選択」ができる今の時代、私たちは本選びにおいても、自然と“自分や子どもの好みに合いそうな本”ばかりを手に取ってしまいがちです。

ですが、図書館はちょっと違います。

図書館には、想像もしていなかった本との出会いがあり、子どもの興味の幅をぐんと広げてくれる可能性があります。

 

 

■ 「偶然の出会い」が、子どもの世界を広げる

インターネットでの購入や、レビュー評価の高い絵本は「選びやすい反面」、どうしても傾向が偏りがちになります。

しかし図書館では、陳列された本の中から直感で手に取ったり、ふと気になった表紙に惹かれたりと、偶然の出会いが生まれます。

たとえば――

  • 電車好きの子が、なぜか恐竜図鑑に夢中になった
  • お話絵本ばかり読んでいた子が、科学の写真絵本にハマった

そんな「いつもの趣味とはちょっと違う世界」への小さな冒険が、図書館では自然と起きるのです。

 

 

■ 「無料で借りられる」という気軽さ

購入だと「失敗したくない」「しっかり読んでくれるか不安」と思ってしまいますが、図書館は無料で借り放題

だからこそ、気軽にいろんなジャンルの本にチャレンジできます。

読まなくてもいい、途中で飽きてもいい。
それでも“いろんな本に触れる”こと自体が、子どもの読書の土台になります。


■ 読書習慣が、自然と身につく

図書館に行くことを家族の習慣にすると、子どもは自然と「本に親しむ」生活スタイルを身につけます。

  • 本棚を見て歩く
  • 気になった本を手に取る
  • 家に帰って読んでみる
  • 気に入ったらまた借りる

こうした一連の流れの中で、読書が特別な行為ではなく、“生活の中にある当たり前のこと”になっていきます。


■ 図書館には「本のプロ」がいる

何を借りればいいのか迷ったときも心配いりません。図書館には、本をよく知る司書さんがいます。

「電車が好きな子には、こんな絵本もおすすめですよ」
「3歳くらいなら、この作家さんのシリーズが人気です」

そんなふうに、子どもの年齢や興味に合った本を提案してくれる心強い存在です。


■ おわりに:図書館は、“未知の世界”への入り口

図書館は、ただ本を借りる場所ではありません。
子どもたちにとっては、知らなかった世界を知るきっかけになり、自分の中の“好き”を見つけていく場所です。

本棚のすみっこに置かれた1冊が、未来の夢や興味の種になるかもしれません。

ぜひ、親子で図書館に足を運んでみてください。
そこには、まだ出会っていない「かけがえのない本」が、きっと待っています。

 

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